投稿

2月, 2024の投稿を表示しています

20冊目 冒険の書 孫泰蔵

イメージ
  休み休み、2ヶ月ぐらい時間を掛けて読んだ。 なんなら途中休んで別の一冊を丸々読んで、またこの本に戻ってきてる。 だから正直最初の方の内容なんて忘れてるし、なんか抱いた感想もあったんだけどな、、 この本を読んだ感想だけど、これ読む前に読んでいた、実力も運のうちって本と似通ってる箇所がいくつかあって、意識してセットで読むと理解が深まると思う。 「学校」という施設が社会に格差をもたらす「装置」として機能してしまっている側面や、政治は専門家に任せようと市民が参加しない姿勢の話とかは同じ事言ってたな。 根拠立てて話を進めるのでは無く、問いを立てることがテーマの一つだから論が飛躍したり、前提が急なところは否めないけど、気づきや立ち止まって考えてみるということは達成されてるんじゃないのかな。 AI時代が到来して、人間は今までのようにスキルをアップデートしても結局はAIに取って代わられる存在になるだろうから、今までのような型どおりの勉強は不要かもね?っていう話は勇気づけられたな。俺も何か勉強しなきゃいけないような気がしてるけど、何勉強したらいいかよくわからないし、勉強してどうなりたいのかもよくわからない状態だから。 「てかなんで勉強しなきゃいけないんだっけ?」をきちんと真正面から掘り下げたこの人は立派だよね。 ただ俺みたいな少し意欲的で怠惰な人間は都合良く解釈してしまわないように、全体を俯瞰して読まないといけない本だと言える。 あとこのAIの話、思うこともあって、 産業革命時に機械が導入された際、奴隷的な労働は機械に代わってもらって、人間は奴隷から解放されるかもという期待がされていたが、実際が人間が機械の奴隷になった。 と紹介があったが、AIの登場では奴隷にはならずに解放されると思ってることについてぜひ著者に質問してみたいところだ。 この本も内容忘れた頃に一気読みした方がよさそう。

19冊目 野生の経済学で読み解く投資の最適解 岡崎良介

イメージ
仕事中は、在宅勤務なのでラジオ日経をぼんやりと流し聞きしていて、 隔週水曜日にこの本の著者、岡崎さんが出演しているんだよ。 株式投資を始めて5年ほど経つけど、未だに投資初心者の域を抜け出せていない。でも、そんな私でもわかりやすくデータを整理して、自分の見解をわかりやすく話してくれる岡崎さんの出演は、本当に楽しみにしているんだ。 岡崎さんの魅力っていうと、見解を述べるだけでなく、その人間臭さを感じられるところなんだ。 経済の話以外にも昔話や映画の話題も飛び出すし、そのあたりが岡崎さんのユニークなところかもしれないね。 で、この岡崎さんが本を出すって聞いて、近所の書店を巡ったんだ。でも、残念ながら見つからなくて、仕方なくAmazonで注文しちゃったんだ。 この本は、岡崎さんの得意な「わかりやすくデータを整理して、そこから導き出される結論や見解」がぎゅっと詰まった一冊なんだ。もちろん、ラジオじゃないから経済以外の話はないんだけど、それが逆にこの本のいいところでもあるんだよ。 感想としては、今の私にはまだ理解しきれない部分もあったけれど、結論は分かりやすく、これからも投資を続けていくモチベーションが上がったんだ。 金利や景気循環を考慮した投資にも少しずつ踏み出せそうだね。 今って、まさにインフレの始まりの時期だってことを、この本を通して再認識できたよ。 「失われた30年」という言葉をよく聞くけど、その始まりの頃に誕生して、その期間と共に育ち、無事に30代を迎えている自分としては、これからのインフレの中でどんな価値観が生まれ変わるのか、すごく楽しみにしているんだ。 自分なりの投資スタイルもある程度見えてきていて、今年からは今までとは違うアプローチでやってみようと考えているところだから、その結果が出た時にまたこの本を読み返して、ああ、そういうことかと実感できるんじゃないかと思っているんだ。